東京慈恵会医科大学附属病院脳神経外科 脳血管内治療センター

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ご挨拶

脳血管内手術は血管の中に極微細のカテーテルを頭蓋内血管まで挿入し、レントゲン透視下に血管の内部から脳血管障害(脳卒中)やある種の脳腫瘍等を治療する新しい分野です。開頭手術では治療困難であった様々な疾患が、この方法によって治療可能となってきました。脳動脈瘤に対しては従来からのコイル塞栓術のみならず、フローダイバーターと呼ばれる最新のステントを用いた治療など、低侵襲な治療を手がけております。脳梗塞に対する血栓回収術や頚動脈狭窄症に対する頚動脈ステント留置術、私が開発に携わった液体塞栓物質であるOnyxを用いた脳動静脈奇形、硬膜動静脈瘻の治療など、脳血管障害を中心に国内最大規模総勢9名の脳血管内治療専門医(内 脳血管内治療指導医 3名)が診療に当たっております。また、コンピュータシミュレーション技術を駆使してステントの留置や脳動脈瘤の血流変化の予測を行ったり、最適なステントサイズを選択できるソフトウェアガイダンス付きハイブリッドステントを開発し、医師主導治験を行うなど研究・開発分野にも注力しております。病を抱えている患者様の不安を少しでも和らげ、そして最良の治療を提供することが我々のミッションです。

診療部長/教授村山 雄一

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